1880/1000 呉川公園(兵庫県芦屋市)

2018/08/20

芦屋市 身近な公園 兵庫県

t f B! P L
呉川町は、兵庫県芦屋市のちょうど真ん中あたりを南北に流れる宮川沿いの最下流にあたる町です。おそらくは古い時代に現在の宮川が呉川と呼ばれたことがあったのではないかと思いますが、詳しいことは知りません。

そんな呉川町の呉川公園。東西方向に細長い敷地は、東側のバス道に面したところに石敷きのエントランス広場があり、奥に入って土敷きの広場、パーゴラを越えたさらに奥が遊具コーナーになっています。

広場やパーゴラは何の変哲もないのですが...

遊具コーナーに入ったとたん、カラフルな動物遊具に目を奪われます。

ライオン、カバ、キリン、ゾウなど、おなじみのコンクリート製の動物遊具が、これでもかと言わんばかりの色あいで迫ってきます。

長年の風化で古ぼけていたものを皆で塗り直したのでしょうが、その自由すぎる彩色には脱帽です。

あと、目についたのは丸い雲梯のような遊具。

雲梯の「ような」と呼んだのは、雲梯のように行ったり来たりする遊びだけでなく、色々なぶら下がり方ができるようになっているからです。進化系雲梯とでも言うのでしょうか。

砂場の周りには、プレーウォールと新幹線、パンダの揺れる乗物遊具もあります。

そのほかにも、小ぶりな複合遊具、ブランコ、鉄棒など、敷地規模のわりには遊具が充実しています。

ところで、この公園の南側一体は「呉川遺跡」と呼ばれ、徳川大坂城の工事向け石材の集石場(船着き場)の跡として埋蔵文化財包蔵地と周知されています。
公園から少し離れた呉川沿いに、付近で出土した石材が展示されていました。

いま見ると小さな川なのですが、六甲山系の山中から大きな石を切り出して、川伝いに筏かなにかで海辺まで持ってきて、そこからに平船に積み替えて大坂まで運んだかと思うと、なかなかとんでもない作業です。

せっかく海辺まで持ってきたのに、なにかの理由で置いていかれた石材。関西では「残念石」と呼ばれています。

(2018年4月訪問)

ブログ内検索 Search

アーカイブ Archive

地図 Map

問い合わせ Contact

名前

メール *

メッセージ *

Facebook Page

QooQ