さて、No.1680 弥治右衛門碑前公園では、公園の一角に「まったく草刈りもされないまま放ったらかしになっている」スペースを見つけて不思議に思ったわけですが、実は不思議がもう一つあります。
それは、件のスペースを挟んで20メートルほど離れたところに、もう一つ別の公園があるのです。それが、本日の藤田西(とうだにし)公園。下写真で、手前の石組みのこっち側がNo.1860、謎のスペースを挟んで、向こうに見えるのが藤田西公園です。
謎のスペースには、里道のような細い道が通っているのですが、舗装の手入れも十分にはされておらず、公園とも道路とも空地とも判断がつかない状態となっています。
ここまで書くと、都市計画事業に馴染みのある人は心当たりが浮かぶかも知れませんが、実はこの謎の「放ったらかし区間」は、都市計画道路の予定地として買収済みの市有地。ただし、全線が繋がることなく計画中止になったものだそうです。
道路としては、文字どおり使い道がなく、どちらの公園からも微妙に切り離されているので、遠からず公園区域として編入し、2つの公園と合わせた再整備がされるのではないかと考えます。
再整備があると、取り扱いに悩みそうなのが藤田西公園の盛土山を使ったガケ滑り台。
滑り降りた先にはゾウが待ち構えているという不思議な構造です。
この付近にはあまり無いジャンボ滑り台ですし、滑り出し部分の急傾斜も魅力的なのですが、登り口の階段などが古くなっているので、滑り台そのものは活かしつつ周りをなんとかしたいところです。
盛土山の上にはもう一つ、元ターザン遊具ではないかと思われる擬木構造物。奥に見える古いアパートの写り込みが、またシュールな絵となります。
昨今の公園設計では、近隣の住宅への騒音などに配慮して、こんなに敷地ギリギリのところには大型遊具を設置しませんが、遊具が現役で運用されていたころはどんな感じだったのでしょうか。
また、この盛土山に登るためのアスレチック遊具もありますが、到るところにゴミが捨てられており、あまり気持ちが良いものとはなっていませんでした。
使い道、使い方がハッキリしていない空閑地をぶら下げているため、公園の方もなんとなくボンヤリとした印象になっているので、早めのリニューアルが待たれる藤田西公園でした。
(2018年5月訪問)
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