鴨川の東側を走る京阪電鉄・七条駅が地下化されたのが1987年(昭和62年)のこと。その廃線敷の一部を使って2000年(平成12年)に開園したのが、宮ノ内公園です。
ですので、川端通と住宅とに挟まれた細長い変則三角形の敷地形状をしています。
川端通側の出入り口から眺めるても、この調子。幅は広いところで12~13メートルといったところでしょうか。
そこから入ると、まず石敷きの広場があり、間によく茂った藤棚を挟んで、土敷きの小広場があります。
ちなみに出入口を入って北側に振り返ると、冒頭に掲げた写真の裏側、つまり三角形の尖った行き止まり部分が、とくに使いみちもなく放置されていました。
上の石敷き部分と比べて草の状態が違いすぎるのですが、これは人が踏み固める頻度の違いなのか、はたまた清掃や草刈りの頻度の違いなのか。
土広場は、もともとが細長い上に、両側に住宅が迫っているので、あまり元気あふれる遊びには向いていません。
土広場を通り過ぎて南端へ行くと、滑り台、ブランコ、鉄棒などのある遊具コーナーになります。
遊具は少し古めのタイプのものが多く、「本当に開園は2000年なのか?」とも思うのですが、なにぶん京都市なので、遊具も伝統的なものが多いのでしょう。
そうした中で、新しい古いではなく目立っているのが、マツの切株を模したスツール。
製品本来の質感もさることながら、表面に緑色の苔が付いてきたことで、より一層のリアル切株に近づいています。
あとは、訪れた時期がよくてハナミズキの花がきれいでした。
園内は細長いのですが、見上げた空は広い宮ノ内公園でした。
(2018年4月訪問)
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