兵庫県明石市は、江戸時代には明石藩(ざっくりと10万石)の城下町でした。
栄町(さかえちょう)公園は、その旧・城下町の西端、明石川の河口にもほど近い明石市樽屋町にあって、公園名と町名とが食い違っています。
樽屋町という町名も江戸時代の城下町に由緒がある古いものなのですが、1964年(昭和39年)の区域変更に際して隣接していた栄町が樽屋町に編入されたために、公園名にだけ栄町が残ったようです。
現在の公園は、長方形の整った敷地で、非常にスッキリとした外観になっています。
よくある構造ですが、長方形の敷地の中央にパーゴラを置いて、それによって分けられた敷地の片側を遊具スペース、もう片側を広場としています。
遊具スペースでは、やや古めかしい石の山遊具、コンクリート製のプレーウォールがよく目立っています。
冒頭にも写真を載せた石の山遊具は、ガケ登り+滑り台+トンネルの複合型。左右対称で、それでいてカラーリングに一工夫してあるところがオシャレです。
そして滑り台の上からもよく見えるプレーウォール。
デザイン面でとくに凝ったところはありませんが、優しい色使いが子供たちに親しまれそうです。
そのほかの、滑り台やブランコ、ジャングルジムなどは、よく見かけるタイプのものばかりです。
ほかに園内で目についたものと言えば、こちらの手洗い場跡。
なぜ、こんなに近寄りにくいほどに囲んでしまったのかがわかりません。
少しだけ謎が残った栄町公園でした。
(2018年2月訪問)
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