●現地の解説板より「碑文谷池」
この池は立会川の水源です。もと、碑文谷村の村持(共有地)で、昔は土地の字名をとって“三谷の池”と呼ばれていました。
江戸時代には野鴨が多く将軍の鷹狩り場でもありました。その後はもっぱら下流一帯の水田灌漑の重要な水源として古くから部落選出の池総代により管理され、地元の人々の奉仕によって維持されてきました。
池の中島に厳島神社があり、江戸時代にこのあたりを知行していた旗本神谷氏が奉納した弁財天像が安置されています。
昭和7年10月、東京市に寄付されて公園となり、その後昭和25年9月に再び目黒区に移管されました。
平成3年3月 目黒区教育委員会 目黒区碑文谷6-9-11
池がメインの公園ですので、色々な角度から池を眺めることができます。
まずはボート乗り場の横手から。ボートは30分200円。安いですね。
池東側のパーゴラの下から。
私がいたときは動いていませんでしたが、噴水があるようです。よく見ると噴水の周りの池の中にロープが張ってあり、貸ボートが近づけないようになっています。
木立の向こうに池がチラッと見えるポイントも好いですね。
池の中ほどにある小島。厳島神社が祀られています。
厳島神社の正面に回ると、しっかりとした石造鳥居もあって、なかなか立派なものです。
ちなみに園内の別の一角には、立派なお地蔵様も祀られています。
と、このように池がメインですが、遊具広場や動物広場もあります。
遊具広場には滑り台、ブランコ、砂場など。
こども動物広場には、モルモットやウサギなどがいます。昭和中期にはもう少し規模の大きな動物舎があったそうなので、その系譜を継ぐ施設だといえます。
子供さんでいっぱいだったので、写真撮影は遠慮気味になりました。
さて、ここまでは池に隣接したブロックなのですが、じつは一般道を挟んで北側のブロックにも公園は広がっていて、そちらには体育館や野球場、ポニー園などがあります。
こちらがポニー園。完全に「馬場」ですね。
厩舎の見学や、「ポニー教室」としてポニーに乗ったりお世話をしたりといった活動ができるようです。
もうちょっと気軽にウマに親しみたい人向けには、1回200円の引き馬乗馬もあります。馬場ではなく公園内に設けたコースを歩くので、これはこれで面白いように思います。
そのほかに園内で気になったものと言えば、こちらの方形基壇。
位置・形などから四角い東屋があった跡ではないかと思うのですが、無くなり様があまりにスッキリとしていて、何かの遺跡のようです。
近くに住んでいたら、何かと通ってしまいそうな碑文谷公園でした。
●目黒区による公園紹介ページ
(2017年10月訪問)
碑文谷公園
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