参宮橋公園は、小田急・参宮橋駅から歩いて2~3分のところにある小公園です。資料によれば開園は2006年(平成18年)で、比較的新しい公園だと言えます。
参宮橋駅から初台駅方面へ坂道を上っていくと、公園の出入り口があります。
公園になる以前にも左側の道を何度か通ったことがあるのですが、確かここには古い公営住宅があったように記憶しています。
出入口から一段上がったところが園内のメインスペース。園路を隅の方に寄せて、ほぼ一面が草地の広場となっています。
遠くには、都庁や東京オペラシティの建物が見えています。
反対側を振り返ると、隣接地には渋谷区の「はつらつセンター」という高齢者向けの施設もあります。
私が訪れた前の日に、地区の夏祭りがあったようで、出店のテントの後片付けが行なわれていました。
園路に沿って北の方へ進むと、広場の隅の方にブランコ、滑り台などの遊具、大人向けの健康器具などが置かれています。
遊具は下にクッション性のあるマットや人工芝が敷かれているためマシなのですが、健康器具の足元は草丈が伸びてしまって、ちょっと使いにくそうです。
都心部では「芝草の敷かれた公園」に対する憧れがあるように感じるのですが、管理や使用のことを思えば、計画・整備の段階でもう少し考えるべきだろうと思います。
とは言え、もちろん放ったらかしなわけではなく、花壇には花が咲き誇っていましたし、上述した祭りの会場にもなっているので、近隣の方々の関心は高いのだろうと思います。
混み合った住宅地の中で、貴重な緑のオープンスペースとなっているだけに、もうひと踏ん張りを期待してしまう参宮橋公園でした。
(2017年7月訪問)
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