No.1567で登場した晴明丘ですが、丘なのでその周りには何本もの坂道があって、「阿倍野七坂」と呼ばれたりもしています。
晴明丘相生公園は、そのうちの相生坂の近くにあるのですが、公園そのものが坂道のようになっています。
坂下にある出入口から上っていくと、すぐ左手に滑り台とブランコ、砂場などのある小さな遊具広場が現れます。
園内では、ここだけが平坦地になっています。
そこを通り抜けると、あとはずっと緩い坂道園路が大きな樹木の下を抜けていくような形になっています。
下から見上げると坂道の感じがわかりにくいので、この写真は上から撮影していますが。
そのままずっと進むと、100メートルほどで坂上の出入口に出ます。
微地形を見ると、通り抜けてきた園路の両側がガケになっているので、公園そのものが谷筋のような形状だとわかります。おそらく、周辺に住宅が増えてくる中で、宅地にするには条件の悪い谷筋を公園として残したのではないかと思われる晴明丘相生公園でした。
(2017年6月訪問)
もともとここは一軒のお宅のお庭で、北端に御屋敷がありました。
返信削除ブログ作者です、教えていただきありがとうございます。
削除そして、そうなんですね!記事中で「宅地にするには条件の悪い谷筋」とか言ってしまって、もとの持ち主の方には失礼しました。
たしか現在も公園のすぐ近くに蔵がある家などあって、立派なお宅が多いなぁと感じたことを思い出しました。