高松南公園は、静岡市の南部、大谷川(おおやがわ)放水路の河口近くにある小公園です。国道を挟んですぐ海という場所にあるためか、なんとなくトロピカルな複合遊具が置かれています。
大きなスパイラル滑り台を中心とした複合遊具はにはヤシの木が生えていて、そのままレジャープールにあってもおかしくないような雰囲気ですが、背景は海岸の松林。なにしろ場所が「高松」ですから、致し方ありません。
ちなみにパーゴラの周りにはシュロが植えられていて、ここもわずかにトロピカルです。
松並木は公園の区域外なのですが、高さ3メートルほどの盛土堤(砂丘?)の上にずっと続いていて、確かに高い松になっています。
松林の向こう側には海沿いに国道150号が通っており、もし東海地震で津波が発生すると車が押し流されてくる恐れがある場所なのですが、堤・松林・公園のコンビネーションで、背後の住宅地への被害をいくらかは食い止められるのではないかと思います。
松林の下から北向きに園内を眺めたところ。
写真ではわかりにくいのですが、全体が広場というわけではなく、所々に高さ1~1.5メートルくらいの盛土山があって、海岸沿いの平坦な地形に変化を与えています。
複合遊具のほかには、大小の鉄棒、幼児向けの動物遊具、大人向けの健康器具などがあります。
このような屋外彫刻も設置されており、遊具などの充実とあわせて、この地区の中心的な公園として整備された様子がうかがえます。
家々の屋根の向こうには、富士山が頭を出していました。
(2017年1月訪問)
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