一見すると普通の公園で、よく見ても普通の公園なのですが、葛飾区にはほとんどの公園を対象とする『葛飾区立公園条例』のほかに、この間栗公園を含む3公園だけを対象とする別条例があるので、土地所有状況や管理方法などに何か特別なところがあるようです。
上写真の広場の下には雨水貯留のための施設があるそうなので、公園の地下にそれを埋めたのではなく、ポンプ場施設の上部空間の有効活用として公園にしたのかも知れません。
●現地の解説板より「間栗公園」
園名の由来:昔、この地域は中平井村(平井村ともいう)に属し、間栗と呼ばれていました。時が移るにしたがって、その地名を知る人も少なくなり、このままでは忘れ去られてしまうので、後世に伝えられればと思い名付けました。
この公園の下には、降り始めの雨水を一時溜めて、ゴミや砂を取り除いた後、雨がやんだら再び下水道管に戻して処理場まで送る施設(雨水貯留池)があります。
もっとも、地上から見る分には特別に変わったところはなく、敷地は施設が埋まっているという土敷きの広場と、間にパーゴラを挟んで芝生広場とに分かれます。
芝生広場の方は、いちおう砂場ややじろべえ式のシーソーがあって遊具広場仕立てなのですが、道路沿いの目立つところを大人向けの健康器具が占めています。
この木製柱の健康器具は、(公財)体力つくり指導協会が設置をすすめている「うんどう遊園」のシリーズだと思われます。
いくつかの器具を組み合わせて「かんたん・やさしい・つづけられる」体力づくりプログラムが実施できるのですが、モノとしては平均台、ぶら下がり器具など、珍しいものはありません。
ただ、それらをまとめて設置してあることと、それぞれの器具を使ったプログラムがはっきりと掲示されており、さらに財団の方で、そのプログラムを教えてくれる指導員が準備されている点が特徴だと言えます。
もちろん、専用の器具がなくても運動はできますし、器具だけあっても運動は習慣化できないのですが、それを教えてくれる人がいて、一緒に続ける友達がいれば長く続けやすいことだろうと思います。
(2016年10月訪問)
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