日本初の大規模ニュータウンである千里ニュータウンには、住戸とともに計画的に配置された大中小の公園緑地があります。大きなものは開発前の丘陵地形や溜池などを活かした公園、中規模のものはスポーツなどのできる広場を中心とした公園がありますが、そのほかに子供たちが歩いて行ける距離に配置された多数のプレイロット(遊具広場)があります。
このプレイロットについては、かなり自由に名前が付けられていて面白いのですが、ニュータウン内を歩いていたら「オリンピック広場」に出くわしました。
こんな名前はオリンピックのメインスタジアム前にでもありそうなものですが、ここはおそらく無縁。
公園がある津雲台は1963年(昭和38年)に入居が始まったそうなので、この公園は1964年の東京オリンピック(第18回オリンピック競技大会)にちなんで、それっぽく名付けられたのではないかと考えます。
と言うわけで、園内もオリンピックとはとくに関係なさそうですが、デザインそのものはちょっと凝ったものになっています。
敷地の中央に丸を4つ組み合わせたような格好で、中央の丸にシンボルツリー、それを取り囲む3つの丸に遊具が置かれています。
遊具もそれぞれが丸型を活かしたもので、滑り台は丸いすり鉢状。
ブランコは外周柵が丸型に。
砂場は当然のごとく全体が丸型になっています。
丸型たちとは少し離れた場所に、別に滑り台もありますが。
丸型が集まっているもので「もしかして、上から見たらオリンピックマークになっているんじゃないの?」と思ってGoogleマップの航空写真で確認してみましたが、残念ながらそうはなっていませんでした。
これから2020年、2021年あたりまでには、どこかで次のオリンピック広場が生まれると思われますので、その時は参考にしていただきたいところです。
Googleマップより表示 |
(2016年5月訪問)
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