JR山手線の駒込駅は豊島区にあるのですが、付近では区界が入り組んでおり、駅から500メートルほど歩くだけで豊島区、文京区、北区を渡り歩くことができます。
そんな駒込駅近くで、モザイクタイルの象が美しい駒込東公園を見つけました。
下写真は斜面上部から見たところです。左手の坂道でグーッと下がっている様子が見て取れると思います。
公園の敷地取りとしては大きく上下の2段に分かれており、そのうち上段は大きく樹木が育った林間広場のようになっています。
林間には遊具がバラバラと置かれている感じで、「遊具広場」と呼ぶほどのまとまりはありません。
遊具は当ブログで富士山型と呼んでいる2本の滑り部が左右対称になっている滑り台、4連ブランコなど、かつて子供が多かった地域でよく採用されているものが置かれています。いずれも30年くらいは経っているでしょうか。
樹木の周りを囲むツリーサークル兼用ベンチも、おそらく数十年の時を刻んできたのであろう年代物ですが、今もしっかりと役目を果たしています。
その一方でトイレはまだ新しく、多機能型のものです。
豊島区では、各地で公園トイレの改修を進めているようで多機能型トイレが区内に増えています。
どの公園でもだいたい同じデザインのシンプルなものですが、とかく粗雑に扱われがちな公園トイレを大事にしようと考えている姿勢が伝わってきます。
もう少し奥の方へと進むと、砂場とコンクリート製の動物遊具があります。冒頭に登場したように、動物遊具はどこにでもあるようなコンクリート製ペンキ塗りのものではなく、インドのご当地土産かと見まごうばかりのモザイクタイル貼りのもの。
なんだか遊ぶのがもったいないほどの出来栄えです。
隣りにある宝石箱のようなものも、上部をよく見るとカメの形をしています。
あくまでゾウとカメ、であってゾウガメではありません。
しかし、砂場には頑丈な柵が建てられており、動物は入ることができません。
砂場の管理のために柵が必要だということは理解しますが、それならばゾウとカメも柵の中に入れて欲しかったところです。
一方、砂場の中では動物は参加できない円卓会議が行われる模様です。
そんな上段の一角に、ステージとも展望台ともつかぬ円形のスペースがあります。
広場に面しているのでラジオ体操の時などには便利そうですが、夜に誰か座っていると少し怖いような雰囲気もあります。
その円形ステージの先には階段があって、階段を下りると次はガケ遊具があります。
スマホをいじりながら階段を歩いていると、いきなり落っこちそうな繋がり具合です。
下の写真は、ガケ遊具の下側からステージの方を見上げたところ。ステージにあった公園灯の柱が見えています。
ガケ遊具の周りにも樹木がしっかりと茂っていて、だんだんとガケが埋もれていくような気配すらあります。遊び場としては、もう少し明るいほうがよいように思います。
ガケの下が公園内では下段にあたり、幅広の園路状になったところにベンチや鉄棒などがあります。
鉄棒はかなり背が高く、大人でも使えるサイズのもの。
そして下段から階段を使って外に出て、改めて公園の方を見てみると、その姿は公園というよりは山に近いものになっています。
おまけ
公園の隣りにある動物病院は「エキゾチック動物」の診療に特化しているようです。
「エキゾチック動物とは何か?」と思ってホームページを拝見しますと、「人とともに生活しているウサギやフェレット、ハムスター、鳥やカメなどの犬猫以外の動物全般を指す」そうです。
ゾウとかカメとかゾウガメもエキゾチック動物なのでしょうか。
(2016年6月訪問)
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