尾根全体が広く公園区域になっており、大半は森なのですが、頂上部だけは草敷きの広場になっています。
ただ、広場と言ってもその中に多くの拝所が散らばって設置されており、レクリエーションに使うというよりは祈りの場という空気が漂っています。
そこから少し園路を歩くと、いきなり墓か拝所かの入口に突き当たってしまい「一礼して入場しましょう」と言われてしまうなど、伝統的な共有・信仰空間と近代公園制度を溶け合わさせている沖縄らしい光景が随所に見られます。
尾根の東側は園路も細く、山道のような状態です。日が暮れると、とても歩けないですね。
しかし、尾根上にあるため、森が開かれているところでは非常によい眺めが楽しめます。
写真にするとわかりにくいところがありますが、西から南にかけて眺めると、市街地の中に残る緑のうち右手がNo.310の田原公園、左手がNo.306の小禄星空公園です。
No.306の部分を拡大すると、巨大な擁壁上に小さな松林が載っかった特徴的な姿がよくわかります。
またNo.310の奥の方に見えているの千鳥格子を拡大すると、No.319 赤嶺緑地の配水タンクがはっきりと見えてきます。
南方の丘の上には、No.397 海軍壕公園のビジターセンターと展望台が見えました。
少し場所を変えて東を見ると、No.326 漫湖公園のクジラの尻尾。
はからずも、これまでに訪ねた公園を振り返る機会となった森口公園でした。
(2016年1月訪問)
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