那覇市北部の安謝(あじゃ)地区は、戦前までは安謝川河口にほど近い農業集落で、川沿いの湿地を避けてやや高いところに家々が並んでいたようです。
ところが沖縄戦の後、1952年(昭和27年)になって広い範囲が米軍の牧港住宅地区の一部として接収されてしまいます。
そして、これが1987年(昭和62年)に全面返還されて現在の那覇新都心として開発されました。
この安謝東原(あじゃあがりばる)公園は那覇新都心の北端にあり、大雑把に下写真右側の公園までが新都心の開発区域、左側の住宅はそれ以前からの住宅地です。
面白いのは、上写真の道は道路としては左に折れているのに、園路としてはそのまま真っすぐ伸びていて、そこに何軒もの家が面しているところ。久々の「玄関出たら公園の家」パターンです。
公園整備前からあった里道の形状を残したものではないかと考えます。
しかし園路にしっかりと点字ブロックが付いているので、扱いとしては公園用地ではなく、歩行者専用道路なのかも知れません。
園内は大まかに上下二段に分かれており、上段は下写真のような芝生広場、下段は遊具広場になっています。
遊具広場には、上下段を結ぶガケ滑り台、小ぶりな複合遊具、ブランコ、鉄棒などがあります。
ちょうど訪問時に保育園児の団体が遊んでいたので、写真は遠目で失礼します。
でも、この遊具は初めて見るので、どういう動きをするのか確認したかったところです。上下にボヨンボヨンと弾むのだろうと思うのですが...
(2016年3月訪問)
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