No.1281の照屋公園を出て、南に200メートルほど離れたところに照屋第二公園があります。
照屋公園が丘の頂上だったのに対して、第二公園は周囲から見れば少し落ち込んだ場所にあり、また車通りの多い道からは一皮中に入ったところにあるので、静かで落ち着いた雰囲気があります。
その中にあって華やかな気分をもたらしてくれるものは、入口付近に飾られた花壇や鉢植えの花々。
ご近所の方々が飾っておられるのでしょうが、場所を絞って集中的に飾っているので、見た目にボリュームがあります。
トイレの壁も使って壁面緑化。お洒落カフェのような雰囲気すら漂います。
入口から入ったところにあるガジュマルは、石を丸く積み上げたところに植えられています。沖縄の伝統集落や街道沿いに見られる「チンマーサー」をイメージさせますが、樹が大きくなりすぎて間もなく石積みを飲み込んでしまいそうです。
チンマーサーは漢字で書けば「積廻す」で石を丸く積んでいる状態なので、石積みが飲み込まれてしまうとなんと呼べば良いのかわからなくなってしまいます。
園内はそれほど広くもないのですが、全体的に窪地なため、周辺との接道に応じて細かく段切りがされています。
こういう地形には、ガケ滑り台がよく似合います。
滑り台の横に階段がなく、石積みのガケをよじ登る構造になっています。
あとはブランコやシーソー、鉄棒などがありますが、いささか古びており、それほど子供たちが使っている感じはしません。
周辺は古い住宅が多いので、だんだん子供たちの遊び場から高齢者の集まる場所へと役割を変えている様子が感じられる照屋第二公園でした。
(2016年3月訪問)
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