有明海に面した熊本県長洲町は、対岸の雲仙行きのフェリー港があり、また港の横には大きな造船所があることから、国道には大きなトラックが行き交う賑やかな町という印象があります。
しかし国道から少しそれると、干拓地の中に、特産である金魚や鯉の養殖池が点在する町でもあります。長洲中央公園は、そんな長洲町の旧役場跡に作られた小公園です。
敷地は、出っ張りが極端に小さい凸型をしており、出っ張り部分以外は、概ね草敷きの広場になっています。
敷地は「町民研修センター」という貸し会議室施設と隣接しており、いちおう公園と施設を行き来できるような出入り口の配置になっています。
凸型の出っ張り部分は、7~8メートル四方が西隣の住宅地側に小さく飛び出ており、そこに4連のブランコが詰め込まれています。
「広場部分を最大限に広く使えるベストポジション」と思っての設置場所なのかも知れませんが、なんだかご家庭の「すきま収納」のようなチープさが感じられてしまいます。
限りある敷地の使い方について思いを巡らせることができる長洲中央公園でした。
(2016年4月訪問)
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