そして公園の出入口には "MIFUNE DINO WORLD" との園名板が。本当のところ、どういう名前にしたかったのでしょう?
そもそも御船町は、1979年(昭和54年)に日本で初めて肉食恐竜の歯の化石が発見され、後に「ミフネリュウ」と名付けられたという恐竜ゆかりの町です(その辺は、御船町恐竜博物館のHPに詳しく掲載されています)。
そのため、フネッピー(写真上の黄色いやつ)、ふねまる(写真下の緑色のやつ)といったマスコットキャラクターがいます。ただ、どちらもデフォルメが効いていて、元がどんな恐竜なのかはよくわかりません。
そうなると、公園の出入口に立ち、交差点を行き交う車をにらんでいるリアルタイプの恐竜が「ミフネリュウ」なのかと思いますが、とくに詳しい説明などはなかったので、違うのかも知れません。
園内には小川が流れており、これで分割されて、大雑把に1/4ほどが遊具広場、3/4ほどが多目的広場と駐車場などになっています。
この遊具広場が、恐竜遊具の見本市のようになっています。まずシンボル的な複合遊具。
タマゴ型の中央部から恐竜の頭が飛び出して、子供達を食べてやろうと舌なめずりをしています。
もっと小さな子供向けの、傾斜がユル~い滑り台もあります。
ターザン遊具の支柱は、ブロントサウルスとかアパトサウルスとか首の長い恐竜になっています。
揺れる動物はティラノサウルス。かなり凶暴そうな面立ちです。
遊具ではありませんが、トイレの壁は首長竜やアンモナイトなど、太古の海をあしらったタイル画になっています。
欲を言えば、せっかくの壁に、注意書きの貼り紙をするのは遠慮して欲しかったところです。
このシンボルタワーのようなものは、高さ6~7メートルある岩に、翼竜がしがみついています。
こういう細かいこだわりは、嫌いではありません。
ちなみに多目的広場は、平成28年熊本地震に伴って、被災者向けのテント村として利用されていました。
こちらの方は、また私の本職の方で、報告する機会があるかも知れません。
御船町の皆さんの暮らしが元に戻り、恐竜遊具で子供たちが遊び回る日常が繰り返されるようになることを祈らずにはいられない「通称・恐竜広場」でした。
(2016年5月訪問)
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