JR熊本駅から西へ車で5分ほど走った池上(いけのうえ)地区は、奈良時代に造られたとされる溜池・味生池(あじうのいけ)に因む地名だそうです。味生池は近世初期に埋め立てられて新田となってしまいましたが、地名と、池に住んでいた竜の伝説が今に残っています。
と言うわけで、公園の出入口を入ったところには、竜がいます。
少しかすれていますが「ぼくの長さは240mだよ」と言っているのは、円形の広場をぐるりと囲むウォーキング用の道が、丸ごと竜になっているからです。
こちらが竜の尻尾。尻尾だけ蛇になっていなくて良かった。
広場はかなり広めに取られていますが、フェンス等はないため、野球やサッカーというよりは、グラウンドゴルフなどに適しています。
園路沿いにはステージもあり、地区のイベント等に使うことを考えた広場だと言えるでしょう。
遊具については、細かなものを色々置くのではなく、少数精鋭型。
池の向こうにそれらが見えています。
まずこちらが、富士山型の山を中心に据えた複合遊具。
石の山遊具自体は滑り台とトンネルを組み合わせたよくあるタイプのものですが、その周りに今風の遊具が幾つか組み合わされて、面白く仕上げられています。
このウネウネしたゴム製の棒を通り抜ける遊具は、とりあえず「富士の樹海」と名付けることにしました。
そして、富士山の後ろには、盛土山を使った大型滑り台がありました。
「チビッコゲレンデ」と名付けられているように、人工芝が張られたソリ専用の滑り台です。
面白そうなのは間違いないのですが、きっとソリではなく自転車で駆け下りる悪ガキがいるだろうな、と思わされる構造です。
全体的にはシンプルなのですが、所々に味のあるものが配置されている池上中央公園でした。
(2016年5月訪問)
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