「染地(そめじ)」は宮古島市の中心である平良地区でも旧市街にあたり、港に近いところに低層住宅が並ぶ住宅地区です。
もともと1960年代までは空閑地の多い集落的な土地利用だったものが、1970年代になって都市的な開発が進んだようで、そうした事情を反映して1977年(昭和52年)に染地公園が開園しました。前年にはNo.1145 船立公園が開園していますので、それに次いで、宮古島市でも古株の公園ということになります。
しかし実際に行ってみると、開園しているのか閉鎖しているのかも謎の状況で、足を踏み入れるのすら躊躇してしまう公園でした。
まず出入口が、この細い路地状の道だけです。右の壁は民家で、左の草むらは民有地のようです。その上、車止めに横棒が架かっていて、入ってはいけない雰囲気すらあります。
しかし注意書きなどは何もなかったので、「これは自転車やバイクの侵入防止のための横棒で、人は乗り越えて入れば良いのだろう」と判断して、白猫を追い払って中へと進みます。
路地を抜けると、奥は思いがけず開けた広場になっています。が、そのうちの8割方が草ぼうぼうです。
手作りのブランコ跡がある一角は、人が踏み固めるからでしょう、かろうじて歩くことができます。
その他、草の中でハッキリしませんが、シーソーや水飲みがあるようです。
本ブログでは、ながらくNo.219 万行童夢公園が「キング・オブ・草茫々」だったのですが、草丈こそ敵わないものの、敷地全体が草茫々だという点では1、2を争う染地公園でした。
やはり暖かくて雨が多い地域の公園は大変だ。
(2015年11月訪問)
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