福町西公園は、都市計画上の名称は西福町公園となっており、「西」の付く位置が違っています。
都市計画上の名称と実際に開園した時に付ける公園名が異なるのはよくあることなのですが、ここであえて「西」の付く位置を変えてきた理由はよくわかりません。まるっきり違っているならまだしも、微妙に違うとこちらが転記ミスをしたようでザワザワしてしまいます(各社の地図サイトでは「西福町」と記載されており、すなわち元になる国土地理院のデータが「西福町」になっているようです)。
そんな福町西公園。国道43号線の伝法大橋北詰に隣接しています。
付近は明治時代に開削された新淀川の最下流にあたり、本来は標高の低い土地なのですが、公園の南半分は盛土でちょっとした丘のようになっています。
丘の上はクスノキなどの林に仕立てられていますが、取り立てて淀川を眺められるわけでもなく、あまり利用されない空間になっています。
丘と北側の低い位置にあるグラウンドとを繋ぐ斜面と小段とが遊具広場になっています。
斜面部分はお定まりのガケ滑り台が設置されていますが、すべり面が劣化してザラザラになっているため、子供たちが滑るために使った段ボールが散乱して薄汚くなっていました。
その他にも遊具の周りは草ぼうぼう、休憩所の屋根は跡形もなく、管理が難しい状態になっていることが伺われます。
グラウンドでは少年野球の子供たちが練習をしていましたが、おそらくグラウンドだけで利用が完結してしまい、そのほかの施設には出てこないのだろうと思います。
全体的に場末感が漂っており、これから再整備や管理・利用についての課題が多いと見受けられる福町西公園でした。
(2015年8月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿