六本木西公園は、六本木交差点からから徒歩2分、六本木通りから一筋入ったところとはいえ、六本木ヒルズと東京ミッドタウンの中間あたりの一等地にある小公園です。
この付近は昭和の中頃までは麻布龍土町、麻布材木町と呼ばれていた地区で、落ち着いた住宅地として知られていました。今ではマンションが増えて様子は変わってしまいましたが、公園入口の冠木門にわずかにその名残をとどめています。
この公園については、港区のサイトには「郵政省の官舎として使用されていた場所」とあるのですが、敷地の広さや門を見る限りでは、一般職員向けではなく、逓信局長などの幹部住宅だったのではないかと思います。
実際、戦前の逓信省時代から1969年(昭和44年)まで、郵政省の本省庁社は六本木交差点から数百メートルしか離れていない現・麻布郵便局にありましたから。
門を潜ると、官舎時代の名残という庭園風の一角が残っています。
しかしそれ以外にも、神社の参道のようになっている部分あり、奥に進めばブランコ、鉄棒、ジャングルジムなどのある遊具広場もありで、デザイン的な統一感には欠けるように思います。
ジャングルジムから見上げれば、東京ミッドタウン。
これはこれで、なんか絵になる光景な六本木西公園でした。
(2015年3月訪問)
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