その明親小学校の隣に松原公園があり、さらに細い道路を挟んだところに明親公園があります。学校に近いほうが明親公園だと気分がスッキリするのですが、そうなっていない理由はよくわかりません。
2つの公園が隣接しているため、少し広い明親公園は小学生向けの遊具、狭い方の松原公園には幼児向けの遊具が設置されており、両公園の住み分けが意図されています。
明親公園の遊具で目立つのは、No.907の大倉山公園にもあった大型滑り台。コンクリート製の滑り台に、鉄パイプのラダー遊具を組み合わせたものです。
大倉山公園(神戸市)の同型遊具 |
滑り台の下にあるラダー部も凝った作りになっており、座ったり寝転んだり、渡ったりぶら下がったりと、色々な遊びに使えそうです。
その周りに、プレーウォールの付いた砂場、ロケット型のラダー遊具など個性的なデザインのものがあり、外周部にはブランコ、鉄棒などが配置されています。
ちなみに阪神・淡路大震災から1週間後に公園利用状況の調査を行なった際には、こんな風に利用されていました。
滑り台の下のラダーはベッドに(?布団置き場かも知れません)、
1995年1月撮影 (株)総合計画機構 所蔵 |
砂場にはドラム缶で火が焚かれ、周りにベンチやソファーを集めて集いの場になり、
1995年1月撮影 (株)総合計画機構 所蔵 |
ロケットは布団置き場になっていました。
1995年1月撮影 (株)総合計画機構 所蔵 |
続いて松原公園は、北寄りにまとめて小さめの複合遊具、砂場、揺れる動物が置かれており、後は広場という構造です。
広場部分は隣の明親小学校と門一つで繋がっていますが、公園側に受け口となる園路がないことから、当初は学校との一体化が考えられたものの、だんだんと積極的な連携はしなくなったのだろうと思います。
パーゴラの脇にあるスツールは、立方体状の整った形のもの。
一瞬、No.189 扇町公園で見かけたプールの飛び込み台を活かしたというモニュメントのことを思い出しましたが、間隔が狭すぎるので、さすがにそれとは違うようです。
扇町公園(大阪市)のモニュメント |
それとは別に、車止めも兼ねた非常にコンパクトなスツールもたくさん設置されており、幼児の遊びを見守るお母さん方や近所の方々が座って休みやすいようになっています。
ということで、2つで一つのような明親公園と松原公園ですが、間に挟まる道は普通の一方通行路なので、横断歩道を渡るときには注意が必要です。
小学校も近いことですし、できれば交差点にハンプ(車を減速させるための凸型の出っ張り)を設けるなどの対策があればと思いました。
(2015年1月訪問)
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