蒲田駅から10分ほど歩いて南に下がったあたりに細道を挟んだ二つの小公園、町屋児童公園と仲六郷一丁目児童遊園があります。ちなみに所在地はどちらも仲六郷一丁目ですが、「町屋」は明治以前の古い村の名前、「仲六郷」は今も続く町名です。
下写真で道路の右が町屋、左が仲六郷一丁目。
それぞれが200戸以上はありそうな大型マンションに隣接しており、時代は違うものの開発に伴う提供公園として整備されたと思われます。
町屋の方は、昭和の終わり頃1986年(昭和61年)の整備です。
そして、ここでもNo.831 西六郷一丁目児童遊園と同じように、園名板の横になにかのプレートが引きはがされた跡があります。
園内は1986年時点でも古めのセンスのように思いますが、狭い敷地の中に滑り台、砂場、パーゴラとシンボルっぽくケヤキの樹を収めています。
歩道との間には鉄柵があり、道路とは分離させて遊び場の安全を守るデザインです。
一方、仲六郷一丁目の方は、隣のマンション(JRの社宅)が2000年(平成12年)の竣工だそうなので、同時に整備されたものでしょう。
歩道(マンションの公開空地?)から公園内にスーッと入っていけるデザインで、自然と公園の中を通るようになっています。
施設はベンチ、テーブル、あとは木陰といった具合で、散歩や買い物途中のちょっとした休憩場所になっています。
仲六郷一丁目については、道向いに遊具広場があるからこそスッキリしたデザイン・施設にできるというところはありますが、それにしても昭和と平成でずいぶんと違った思想になるものだと感じる両公園でした。
(2014年9月訪問)
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