甲子園球場も網引公園も、どちらも大正時代までは申川(さるかわ)・枝川という武庫川支流の川筋だった場所にあります。それを廃川にして河道を埋め立てて開発されたのが現在の甲子園一帯です。
この公園の南東側の角には謎の階段施設があり、登って行っても排気筒のようなものしかないのですが、どうも地下には排水・下水関係の施設が隠れているようです。
公園内にも、その関連らしき採光・排気のためのものと思われる物件やマンホールがあります。
「と言うことは、埋められたというけれど、地下には旧・申川の流れに沿った排水路があるんじゃないの?」と思ったので、西宮市のWebGISで公開されている下水道台帳の管渠網図で調べてみましたが、そのまま旧・申川に沿った地下水路は無いようです(下の図の中ほどを東西方向に斜めに通っている点線(現在は町界)が、おおむね申川の右岸にあたるようです)。
ただ、普通は道路の下を通っている管渠(下水道の管)が、ここだけ公園の中を一回りしているので、きっとなにか重要な意味があるのでしょう。
さて、いきなり地下のことから始めてしまいましたが網引公園。
1953年(昭和28年)開園で、西宮市では比較的古い公園です。
公園のシンボルとも言えるフェニックスを始め、樹木が全体的に大きめで、やや暗い感じがする部分もあるほどです。
公園の北半分は、市の公民館施設と広場、止まって久しい噴水などがあります。
南半分が遊具広場で、西宮市に多い二股滑り台、小さめの複合遊具、シーソーなどの遊具があります。
面白いのは、こちらの4連の鉄棒。4連もあるなら高さを変えてもよかったでしょうに、皆同じ高さです。もう少しチャレンジ意欲をかき立てる工夫が欲しかったところです。
あと、南側の出入口にある白いキリンは、テレビ東京系の番組『空から日本を見てみよう』にも出演したことがある人気者。番組によれば、もとは黄色い姿だったそうです。
●空から日本を見てみようHP 公園アニマル No.007おじぎキリン
(2014年9月訪問)
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