上田西公園は、西宮市の南東部、約2万人が暮らす巨大なUR武庫川団地のすぐ北に隣接する公園です。団地の中にはNo.113で見たように多数の公園が計画的に配置されているのですが、ここは体育館に隣接し少年野球場があるということで、団地内の公園とは差別化が図られています。
しかし、ただスポーツ向けというわけでもなく、南の正面入口に設けられた幾何学模様の水景施設(訪問時には水は流れていませんでしたが)、大きく育った林、多数の木造遊具などがあり、近隣を代表する公園としてスポーツ、散策、遊びなどに使い勝手の良い公園になっています。
こちらが、正面入口の水景施設。写真奥の方でカスケード(階段状の滝)になって池に落ちていきます。何本もの溝が複雑に形づくられており、今見ると、本当のところはどこまで水が流れていたのかわからないほどです。
見ていると、なんとなく飛鳥の酒船石を思い出しました(画像は明日香村観光ポータルサイトより引用)。
一方、遊び場は最近では珍しくなりつつある木製遊具のオンパレード。
滑り台やブランコの付いた複合型のもの、登り降りするだけのもの、平均台状のものなど数基が林の中に置かれています。
角材をロの字に組んだものは、子供の頃のキャンプファイヤーを思い出します。
こうして集まってみると、やはり金属製や樹脂製にはない温もりがあるというか、植物をベースとする公園の景観によく馴染むように思います。
「林の中に木製遊具」という構図が、なんとなくフィールドアスレチック施設のようで面白く感じます。
ちょうど子供たちが、飽きもせずに登り降りして遊んでいたのも好印象でした。
すぐ隣にある砂場の中には、小さな石の山遊具。足下がむき出しになっているのは砂が減ってしまっているのでしょうか。
野球場は、これといった特徴のない少年野球場ですね。甲子園球場まで1キロほどの場所なので、子供たちもいつかは甲子園をめざして頑張っているのでしょう。
(2014年9月訪問)
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