神戸市長田区に、番町(ばんちょう)と呼ばれる地区があります。町名で言えば長田区一番町から七番町にあたります。
角川書店『角川日本地名大辞典 28 兵庫県』には、”(新湊川の南側の区画整理地に)南から北へ一番町~七番町と名づけた。これは江戸城警備の番衆が住んでいた東京都千代田区一番町~六番町にちなんでつけられたという(神戸の町名)”と書かれています。が、この形式での命名は全国の城下町で普通に見られますので、あえて東京の番町にちなんだものでもないように思うのですが、どうでしょうか。
それはさておき、その一番町にあるのが一番町公園。
すぐ隣には市立御蔵小学校があり、神戸市街地でしばしば見られる、学校と公園の一体整備になっています。
こうすることで、学校側では行事などの必要に応じて公園を使いやすくなる、日頃から地域の人が学校や子供たちに目を配りやすくなる、災害時には一体的に活用できる、などのメリットがあります。
このため学校のグラウンドと公園とはフェンス扉一つで行き来できる構造になっているのですが、扉の向こうにはサッカーかハンドボールのゴールが置かれており、現在はあまり使われていない雰囲気があります。
公園敷地はカギ形をしており、角部にパーゴラと大きめの砂場があります。
パーゴラと砂場が近いのは、幼児連れのお母さんには嬉しいところです。が、旧市街地にあたる地区なので幼児連れはあまりいないのか、砂場には草が生えていました。
遊具はジャングルジム、滑り台、ブランコと定番揃い。
学校の隣ということで子供たちの利用が期待されますが、学校帰りに寄り道をしていると先生に叱られるので、一体型も良し悪しです。
また、小学校の反対側の隣には、新しい公園(No.747 みくらすいせん公園)もできているので、ボチボチとこちらの公園のリニューアルが必要な時期に差し掛かっているように思います。
学校の方の施設改修も併せてとか、いろいろな課題に対応できるタイミングで、よい改修ができることを祈ります。
(2014年6月訪問)
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