明治半ば、琵琶湖の水を京都へと送り舟運、発電、灌漑、水道などに利用する琵琶湖疏水が開かれました。その取水口が浜大津の西、三保ヶ崎付近にあります。
取水口からわずか500メートルほどでトンネルに入ってしまうのですが、そこまでの間は疎水沿いに歩けるようになっています。
その疎水沿いの歩道に面して、仲よし児童遊園地があります。上の写真で疎水の向こう側、樹が茂っているところです。
大津市の資料によれば面積は374平米ということなのですが、中に入ってみると数字以上に小さく見えます。
歩道と住宅に挟まれた台形状の敷地に、ブランコ、滑り台、シーソーなど児童遊園らしいオーソドックスな遊具が並びます。
しかし、ここで一番気になることは、隣の住宅との境界が極めて曖昧で、明確に境界を示す柵や境界杭などがみあたらないことです。間に何も遮るものがなく、見ようによっては隣のお宅の庭のようです。
ここまで隣接住宅と融合している公園は初めて見ました。
大津市における「児童遊園地」の制度や土地取得状況などがよくわからないのですが、もしかすると民有地を借りて設置しているのかも知れません。にしてもこの一体感は凄い!
(2014年6月訪問)
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