長等(ながら)公園は、JR大津駅から西へ10分ほど歩いたところにある長等山を公園としたものです。
長等山は三井寺(園城寺)に連なる山で、山裾には多くの社寺が並んでいます。そもそも三井寺の山号が長等山だそうです。
大津市街地に近いところに飛び出ているので、シンボル性があって景観的にも重要な山だと言えます。下の写真は、大津駅の南西あたりから長等山を見たところ。
ハイキング道の通る山全体が公園のようなもので、仕事の合間の散策ではとても全体は巡れませんが、メインの出入口から一番近い展望台まで行ってみました。
メインの入口は、大津大神宮の横手にあります。
大津市を代表する公園の一つなだけに、園名板は大きく立派です。
この入口の周りは少し平場が取られており、遊具広場、せせらぎのある園地などがつくられています。
感じとしては、小学生が遠足でやってきて、お弁当を食べたりするためのスペースです。
園内には、大正の頃まで浜大津駅付近にあった掘割に架かっていた石橋が移設されているという話があるのですが、現地ではどれなのかよくわかりませんでした。
そこを過ぎるとすぐ山の中の道になり(車は通れます)、不動尊の横手からハイキング道が分かれています。
ハイキング道を5分ほど登っていくと展望広場に出ます。もっと奥の方にも山頂展望広場があるようですが、今回はここまで。
広場の突先にある木製の展望台は、スロープが渦巻状にてっぺんまで続いており、車いすでも通れるようになっています。
展望台からの眺めはこんな感じ。三井寺越しに比叡山、琵琶湖が一望に見渡せます。
こういう山の展望台はいつの間にか樹が茂って眺めが悪くなることが多いのですが、ここは大丈夫でした。
ここまで行っても大津駅から徒歩15分。それにしては緑豊かで眺めもよく、楽しい長等公園でした。
(2014年6月訪問)
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