区域で言えば、天満橋と天神橋の間500メートルほどの北岸が、これにあたります。
これは上流にあたる天満橋上から公園を眺めたところ。
春の花見、夏の天神祭の時期には、陸にも川にも多くの花見客が集まる場所です。
細長い公園内は、川沿いに北大阪周遊自転車道の一部ともなっている園路、少しだけ広場、そして堤防沿いにまた園路というサンドウィッチ構造です。
そして江戸時代、このあたりは天満青物市場として多くの青果物が集まる河岸でした。
と言うことで、市場の記念碑と、そうした青物商で奉公していた子守娘たちが歌ったという「天満の子守歌」の銅像。
川を挟んだ向こう側には、古代から現代に至るまで川港としての歴史を持つ八軒屋浜の船着き場や、中之島公園が見えます。
ところで、川沿いに園路と書きましたが、実際には川からは3~4メートル離れたところを通っており、その間には灌木植栽や桜並木があります。
なんとなく木々の隙間から覗いている感じと言いましょうか、川を身近に感じるには少し遠い距離感です。(最近に改修された中之島公園では、この点が改良されて、もっと川への見通しが良くなっています)。
そのせいか、天満橋のたもとで川のすぐそばを園路が通る場所に人が集まりやすく、この日も南米系のミュージシャンが投げ銭の演奏をしていました。
その前で踊るタクシー運転手らしき男性。そして、その騒ぎにはまったく無関心にスマホをいじる女性たち。
ある日の南天満公園の一コマです。
(2014年4月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿