648/1000 瓦林公園(兵庫県西宮市)

2014/04/17

公園地蔵 身近な公園 西宮市 兵庫県

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西宮市東部、阪急神戸線沿いの瓦木地区は、1942年(昭和17年)に西宮市と合併するまでは瓦木村でした。瓦木は、それ以前からあった瓦林と高木という2つの地区の合成地名なので、瓦木村の中に瓦林があることになって、「木」よりも下のランクに「林」があってややこしいことになります。
現在は西宮市瓦林町という町があるのですが、今回訪れた瓦林公園は現在の瓦林町から2キロくらい南に離れた上甲子園3丁目にあります。が、もともとは瓦林の範囲に含まれていたのかも知れません。

もともと、このあたりは武庫川下流で頻繁に洪水が起こる荒れ地だったため、河原の微高地にポツポツと松の木が生えている「河原林」や「河原木」が目につく土地だったのだろうと思います。またいつか、詳しい人に教えてもらおうと思います。
さて、そんな瓦林公園ですが、現在の開園面積で約1.7ヘクタール、市街地ではかなり規模の大きな公園です。しかし計画面積はもっと大きく、約3倍の5.2ヘクタールもあります。が、周囲は戸建て住宅やアパートが多く土地がまとまっていないので、全面開園までは相当の時間がかかると思います。

現在の公園は、別称として「西宮市少年スポーツ公園」という名も持っており、敷地の南半分は少年野球が2面同時に取れるサイズの多目的広場になっています。

とは言え、スポーツ施設はそれだけ。「少年スポーツ」であれば土のグラウンドで野球ができれば良し、芝生グラウンドやテニスコート、体育館などは無いというあたりに、(かつての)わが国の限界を感じるのはうがった見方でしょうか。

北半分のうち、さらに半分ほどがバラ園、残り半分が遊具広場になっています。
バラ園はちょうど大幅に手入れをされた後で、バラも地被植栽も寂しいことになっていました。

もうちょっと良い時期の写真を載せないことには、せっかく手入れをしている皆さんに申し訳ないのですが、訪問時期が春先だったものですみません。

バラ園と遊具広場の間には公園センター(地区公民館のような施設)、その横にはお地蔵様があり、地域の行事などにも有効に使えるようになっています。

地蔵堂は、観音開きの扉が開いたかのようなコンクリート壁が付いているという斬新なデザイン。

公園センターの前には立派な噴水もあるのですが、長い間使われていないようでした。しかし子供の遊び場、ちょっとした腰掛けには、まだまだ使えそうです。

そして遊具広場のメインは、この3階建て複合遊具。
ジャングルジム、滑り台、ラダートンネルなどが組み合わさっており、転落防止のための鉄柵も含めてきれいに塗り分けられた鉄パイプが、独特の美しさを出しています。

ペンキの塗替え、サビ防止など手入れは大変なのですが、最近の練り込み着色樹脂にはない風情がありますので、なんとか大事にしていただきたいものです。

(2014年3月訪問)

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