606/1000 駒ヶ林公園(神戸市長田区)

2014/03/06

神戸市長田区 身近な公園 兵庫県

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神戸市長田区にある長田港は、法律上は国土交通省が所管する「港湾」で、実際に埋立部にはケミカル系のタンクや鉄工系の倉庫などが並んでいるのですが、中心部は昔からの漁港で、朝競りがおこなわれる魚市場もあります.



その北側がかつての漁師町である駒ヶ林地区で、戦災・震災の被害が少なかったため今も狭い道沿いに木造の住宅が立ち並びます。そのような住宅密集地には公園が取れないので、駒ヶ林公園は住宅地から道一本隔てた埋立地側に整備されています。

公園自体は40年以上前からあるのですが、数年前まで公園の隣で阪神高速や下水処理場の工事がおこなわれていて、公園も一部が工事のために使われていました。工事が終わって公園の再整備がおこなわれ、今の姿になっています。

もっとも、公園西側(港に近い側)は再整備はされていないようです。
地区の公民館(駒ヶ林会館)があり、その前庭のような形で、非常に細かく仕切られた花壇のような空間が連なります。
現状だけを見ると、「どうしてこんなに細かく仕切柵を入れてチマチマ分割しているのだろう?」と思いますが、きっとなにか理由があるのでしょう。

でも出入口はバリアフリー対応で改修されています。

反対側のステージ上から公園内のほぼ全景。
公民館のまわりに遊具が集められ、広場を広く取るようにしてあります。

駒ヶ林では、かつては左義長が盛んで、昭和の中頃までは正月15日になると浜に繰り出していたそうですが、50年ほど前になくなりました。今は初夏に「駒ヶ林ふれあいまつり」が開催されており、その際にステージや広場が活用されるようです。

ステージの後ろは公園外で、工事関連か何かの構造物が異常に目立っていました。

ステージバックの壁には「駒ヶ林の歴史遺産」と「駒ヶ林左義長祭の歴史」の写真パネルがはめ込まれています。
もっと人目に付く場所はほかにもあるし、ステージを使っている時はパネルを見学することもできないので別の場所に設置する方が良いようにも思いますが、パネルの台座もタダじゃないですから、ステージバックと兼用できるならしてしまおうということになったのでしょうか。

遊具は小さな複合遊具とブランコ、揺れる動物くらいですが、公民館からも周辺の道路からも見通しのよい場所に置かれており、安心して子供を遊ばせることができるように思います。

周囲でまだ何かの工事がおこなわれているので、仮設囲みなどがあってゴチャついているところがあるのですが、それが完全に終わって土地利用が固まってくれば、公園ももっと落ち着いてくると思われます。


(2014年1月訪問)

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