西町公園は、No.533のなかよし公園から直線で300メートルほど離れた、だいたい同じような感じの古い市街地の一角にあります。
ここも、なかよし公園と同じように、街区の中心で周囲を住宅に囲まれていて出入口は細い2本の通路だけ。一見すると使い勝手の悪い位置にありますが、防災目的など何らかの計画的な意図があるのではないかと考えている公園形状です。もっとも、単に道路に面さない余った土地を公園にしただけかも知れませんが。
下写真は、隣接道路から園内を見たところ。この4メートル幅くらいの間口の通路の先に公園の広場があります。
通路部分は芝生緑化をしているように思います。
通路を反対側から。その先に見えるのは、鳥取市のシンボル・久松山。旧市街ならどこからでもよく見えます。
公園の中心部は、芝生緑化をしているような、していないような...
外周部にはサクラなどの高木が茂っていて、周囲の家々からは、意外に公園の中は見通せない(公園からも家の中を覗きにくい)ようになっています。ボール遊びをするほどの広さもないので、高いフェンスは設置されていません。
遊具は木製の複合遊具、鉄棒、ブランコ、砂場などがあります。
この大型の遊び台は、鳥取市内でよく見かけます。
目に付いたのは、ブランコの安全柵の代わりにツゲの植栽。
むかしは時々見かけたのですが、最近は見かけなくなった手法です。
奥まった立地と、低木植栽があまり刈り込まれず自然な感じになっているのとが相俟って、なんとも言えぬ秘密基地感のある公園でした。
(2013年10月訪問)
【2022年10月追記】
久しぶりに近くを通りがかったので、西町公園を覗いてきました。
入口の感じはあまり変化がなく、ポイ捨て禁止の看板も変わらず現役です。
振り返った先に見える久松山の景色も変わらず。こういう変わらない風景を見るとホッとします。
でも園内の遊具は変わりました。木製の複合遊具はなくなり、今風のデザインのものに入れ替えられています。
ブランコも新しいものに変わり、ツゲの安全柵も姿を消しました。昔ながらの伝統手法がなくなったので、寂しいようにも思いますが、今の安全基準に照らすと仕方のないことです。
でもコンクリート製の遊び台だけは変わらず。ペンキを塗り直されて、以前よりもきれいになりました。
近所の子供たちが大人になって、久しぶりに自分の子供を公園に連れてきた時に、思い出の遊具がなにも無いと寂しいので、これくらいは長く大事に使って欲しいと願います。
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