東山児童遊園は、No.512の東山貝塚公園の道向いにあります。
貝塚公園が庭園風で落ち着いた仕立てになっているのに対して、こちらは狭い空間に遊具を詰め込んだ賑やかな遊び場となっています。
まず目立つのは山遊具。そこをウマが登っているというデザインの面白さが際立ちます。
単純な山ではなく渦巻きになっており、隣にサンゴ風の棒も立っていますので、もしかすると巻き貝モチーフなのかも知れません。いやでも、巻き貝にウマが登るのも変か...
山遊具に登って公園内を見渡すとこんな感じ。
山遊具の周りのほかにもう一つ砂場があって、コンクリート製のプレイウォールなどがあります。
山遊具から反対側を見下ろすと、コンクリート製のウサギとカメとハト。
さらに現役の回転ジャングルジム。今となっては珍しい遊具が目白押しです。
トイレもトンガリ屋根の少し凝った外観で、もしかすると隣の貝塚公園との調和に配慮しているのかも知れません。
写真は貝塚公園側から。屋根がなんとなく似ている...
なかでも私の目を引いたのは、こちらのコンクリート製のすべり台。
これは、No.133の京橋公園(東京都中央区)で、一種の公園遺産として解説板の中にだけ残っていたものと、頂部の手すり・柵の有無を除けば、ほぼ同型のように見えます。
関東大震災からの復興公園である京橋公園と、1952年(昭和27年)に開園した東山児童遊園との間には25年ほどの差があるのですが、何かしらの共通項があるのかも知れません。これは今後の研究対象です。
こちらが京橋公園で撮影した滑り台跡の解説板(2012年8月撮影)。
安全基準に合わないために撤去されたということなので、東山児童遊園のものも風前の灯火です。
(2013年5月訪問)
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