この一角、東山小学校や幼稚園、老人ホームなどに隣接して、東山公園があります。
間に道路や他の公共施設が入って3ブロックに分かれていますが、全部あわせると約2.1haあって住宅地にしては広めの公園です。500mほど離れて、区界を越えた世田谷区側には7.9haの世田谷公園があるので、非常に公園に恵まれた一帯だと言えます。
そのうちの幼稚園や老人ホームの西側にあたるブロックが、1984年(昭和54年)に開園した一番古いブロックです。このブロックと幼稚園、老人ホームをあわせた一角には、筑波に移転する前の国土地理院がありました。かつての陸軍用地跡に国土地理院というので、戦前の陸地測量部もここにあったのかと思いましたが、それは違うようです。
■国土地理院跡地記念碑
標高 31.93メートル 重力値979.76ガルこの地に昭和33年7月から昭和54年4月までの間、建設省国土地理院があり、国内の重要な測量地図の作製等を行っていました。
ここには、地球の形を決めるための測量の基準となる国際重力点がありました。
昭和59年3月29日建設省国土地理院長 田島稔
整備からほぼ30年経っているだけあって、樹も大きく、やや鬱蒼とした雰囲気もあるほどです。
広場も草を刈りすぎない方針で管理しているようで、遊具などもありますが、どちらかと言えば落ち着き重視のブロックです。
幼稚園の東側は拡張部で、資料によれば、以前ここにあった公務員宿舎が廃止になり、2011年(平成23年)に拡張開園したとのことです。
旧来からの地区に対して、こちらはアクティブに使える整備・管理になっています。
メインになるのは草はら広場。
これは良いですね~。幼稚園の目の前にこの草っぱらがあるのは、環境として理想的ではないでしょうか。
じゃぶじゃぶ池。訪れたのは5月だったので、まだ水は入っていませんでした。
じゃぶじゃぶ池とは別に、ビオトープ風の池もあります。こちらは原則立入禁止。
草はら広場よりも、もう少しスポーツなどに使える場所としては、また道一本挟んだところに人工芝とダスト舗装の二つに分かれた広場があります。フェンスに囲まれているので球技も可能。フットサルなら2~3面は取れそうな広さがあります。
草っぱらではできない遊び、草むらが苦手な人もありますので、こういうスペースも必要です。
といったところで、非常に充実している東山公園でした。
●目黒区による公園紹介ページ
(2013年5月訪問)
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