阪急・淡路駅から西へ5分くらいの住宅地、古くからの木造住宅やアパートが多い地区にあり、周りに公園はあまり多くありません(ただし、都市計画道路の予定地として買収したと思われる市有地が児童遊園として仮整備され、あちこちに点在しています)。
そういう地区のわりにはまとまった広さ(0.5ヘクタール強)がありますが、そういう公園の例に違わず学校跡地でした。近くにある市立西淡路小学校の分校跡だそうです。
今では分校というと離島とか山間部とか交通が不便なところのイメージがあって、「大阪市内に分校?」と思ってしまいますが、高度成長期には人口が急増した地区にも分校があったようです。
現在は、市の福祉施設と一体的な構造となっており、この施設の前庭のようになっている部分もあります。
写真右手の建物は、校舎の再利用だと思われます。
公園の外周を囲むように園路があります。その中の広場部分は植栽によって分割されており、野球などのスポーツはできない構造になっています。
広場部分には芝生があったような痕跡もあるのですが、全体に貼られていたのかどうかはわかりません。ちょうど阪急淡路駅と往き来する近道になっていて公園内を通り抜ける自転車が多いようで、広場は轍だらけでしたから、もしかすると芝生は剥げてしまったのかも知れません。
ところで、冒頭で述べたように、この地区には道路予定地の暫定利用とおぼしき児童遊園がたくさんあります。いつかは撤去される運命なので、施設もあまり更新されず、昔のままの公園の姿を留めているのが面白いので、そちらの写真も何点か。
そして、この道路整備によって取り壊されることになっている、戦時中のコンクリート製の高射砲陣地を転用したことで有名な「高射砲住宅」の写真も。
(2013年3月訪問)
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