下中島(しもなかじま)公園は、神戸市須磨区を流れる妙法寺川の右岸沿い、2012年に移転した須磨区役所跡に隣接する公園です。
このあたりは、戦災復興都市計画にもとづいて河川沿いに緑地帯(公園)が連なっているところなのですが、公園としては一まとめにはならず、部分々々で別の公園となっています。
まずは公園の南端、区役所の目の前にある広場の様子です。
阪神・淡路大震災の後は、ここが須磨区の救援拠点となり、所狭しと避難所、支援物資の集配所、炊き出し、行政の仮設窓口などが置かれてごった返していたことを思い出します。
手前に見えるモニュメントは震災前からあったものですが、地震でひび割れたものをそのまま残してあります。
広場から川沿いに少し歩くと、戦災復興の記念碑もあります。なんとなく右側の碑は須磨区の形をしているように思います。
しかし思い出してみると、このモニュメントはNo.445の西灘公園(神戸市灘区)にあった碑と同系列だということに気づきます。西灘公園のものを見た時は「灘区っぽい形」とは思わなかったので、これが須磨区に見えるのはただの気のせいでしょう。
ネットに囲まれたグラウンドは「中学生以上の」球技禁止です。
でもきっと、たまに超小学生級のスラッガーがいて、これくらいのフェンスなら越していくのではないかと思います。
良い感じに樹が育っている疎林の広場、少ないながらも遊具のある広場もあります。
このあたりの区間ではハッキリとした「園路」がなく、人が歩くところは草が剥げているといった体裁です。
公園の北の端はこうなっています。
ここから4車線の幹線道路を渡ると、また別の公園が川沿いに続いています。
(2013年5月訪問)
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