すみれ児童公園は、豊見城市宜保地区の住宅地の中にある遊び場型の小さい公園です。
写真奥に見える団地など、造成によってできた崖下の土地を使っており、やや変形の三角形の敷地です。
小さな公園なのですが、凝ったデザインのトイレ、パーゴラ、手洗いなどが採用されています。が、整備から20年ほど経過し、どれも劣化が目に付きます。
例えばパーゴラは、外装の化粧材が剥落して鉄骨が剥き出しになっています。
龍頭型の水道は蛇口が取り除かれ、口から水を吐くことはできなくなっています。
また、ちょうど豊見城市を訪れたのが数年ぶりの一斉点検の直後だったのか、至る所の公園で使用禁止の遊具を見かけました。
こちらの公園でも、隣に並んだ滑り台、ブランコとも仲良く使用禁止です。
使用可能だったのは、スプリング遊具だけ。
安全点検は必要なことですし、その結果、基準に照らして危険であれば使用禁止にしなければならないのですが、市内で一斉に使用禁止の遊具が出ると、次は一斉に補修・更新(もしくは撤去)工事をしなければならないので、それも大変な話です。
なにより、こうも使用禁止だらけではユーザーである子供たちが困ってしまいますので、毎年少しずつでも点検・補修・更新できるような準備をお願いしたいものです。
(2013年2月訪問)
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