合羽橋の道具屋街にもほど近い金竜公園は、関東大震災からの復興52小公園のひとつで、隣接する台東区生涯学習センターの場所には、もとは復校小学校である金竜小学校がありました。
小学校は昭和61年にやや北の現在地に移転し、残っていた校舎も平成10年に解体されて生涯学習センターが建てられたそうです。
学校名は金龍山浅草寺から採られており、後からできた公園は学校名に因んで名付けられたと思われます。
と言うことで、現在の公園と生涯学習センター。
いちおう灌木で仕切られていますが、センターの出入口が公園に向けて開いています。そしてセンター側の境界付近ではオープンカフェが置かれていました。
このくらいの規模の都市公園では飲食施設は置きづらいので、隣接施設がこうしたサービスを提供してくれるのは大助かりです。
公園は、中央に大きな砂場兼パーゴラ兼ステージのような施設があり、その東が遊具広場、西が広場になっています。
ちょっと気になるのは、2012年に南側に隣接して超高層のタワーマンションが建ったため陽あたりが悪くなっていること。季節や時間帯にもよるとは思いますが、かなり影響があると思われます。
もっとも、新しく暮らす人がまとめて何百世帯もやってくるのは、公園にとってはチャンスでもあります。公園に関わる人を上手に増やしていければ良いのですが。
●神奈川大学 関東大震災・復興データベース
(2013年1月訪問)
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