台東区立金曽木(かなそぎ)小学校とファミレスとの間に挟まれた細長い小公園です。間口は狭く、奥に進むと幾分広くなっています。
どうしてそうなったのかは分かりませんが、公園の奥に一般の住宅があり、そちらのお宅の玄関は公園に向かって開いています(表札や呼び鈴も付いているので、メインの玄関だと思われます)。
そのせいなのかどうなのか、公園入口から住宅の玄関先までは石張り舗装が施されています。
都市公園のバリアフリー対応では、公園出入口と法令で定める特定公園施設との間の園路でのバリアフリーが求められますが、あたかもこの住宅が特定公園施設であるかのようにも見えてきます。
公園の奥のお宅についてどうこうという話ではないのですが、この公園のある根岸3、4丁目界隈は、空襲被害を受けなかった三業地(≒花街)跡という地区で古い時代の土地利用が残っているため、土地利用や公共施設配置には難しいところが多そうです。
それはさておき、舗装部分を除けばブランコ、滑り台、雲梯、砂場などがコンパクトにまとめられた児童公園仕立てです。
しかし広さの割には樹木が多く、とくに隣の小学校との間が分厚いツバキ植栽で仕切られていて一体性を感じさせません。一方で舗装路と土舗装部分の一体性にも欠けるため広場空間が取れておらず、必要以上に手狭な印象を受けました。
ただ、間口が狭いこととあわせて、なんとなく隠れ家的な心地よさはあるのですが...
(2013年1月訪問)
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