尼崎市の東端、左門殿川沿いに位置する町・梶ヶ島は、『角川日本地名大辞典 28 兵庫県』(角川書店)によれば「神崎川支流左門殿川に位置し、かつては神崎川河口にある島の一つであった」とされています。今は埋立が進んで海は遠くなり、左門殿川を渡ったところにある佃島(大阪市西淀川区)がわずかに名残をとどめているだけです(写真は左門殿川、左手が佃島)。
その梶ヶ島地区に、梶ヶ島南公園があります。
阪神電鉄の高架沿いにある小さな公園ですが、周囲が建て込んでいる分だけ、色々と使い勝手は良さそうに思います。ですので、隣の住宅から直行できる出入口も備えられています。
遊具はブランコ、すべり台、砂場などがあり、新しいものでは幼児向けに機関車型の複合遊具があります。
少し珍しかったのは、大人向けの複合健康遊具。
これ一つで懸垂や踏み台昇降、上体ひねり、足つぼマッサージなどができる上に、その間、飼い犬を待たせるためのリードつなぎまであります。
確かにスペースは少なくてすみますが、みんなで一緒に遊べる子供向けの複合遊具とは違い、誰かが使っていたら順番待ちをしなければならないのが難点かも知れません。
訪れたのは桜の散り際の季節で、左門殿川の堤防から眺める公園もオツなものでした。
ところで、尼崎市の公園に共通で掲げられている「ルールを守って楽しい公園」の説明看板。
いつも気になるのは「はずかしい干し物」なのです。
確かにほかの利用者の迷惑なのですが、ほかの5つに比べると迷惑のベクトルが違うというかなんというか。あえて取りあげるほどに、はずかしい干し物が横行した時期があったのか...
(2013年4月訪問)
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