小禄南風公園(オロク・ナンプウ)は、20年程までに区画整理された小禄南地区の一角にあります。那覇市の資料によれば開園は1992年。
区画整理の範囲がどこまでかは正確にはわかりませんが、この辺りには南風、月光、星空など気象や天文にちなむ名前の公園がいくつか集まっていますので、それらは同じ事業の中で整備されたものと思われます。
さて、その小禄南風公園ですが、個人的に沖縄の公園の特徴として注目している「公園門」をくぐると...
ブランコのある芝生広場の向こうに、なにやら水色の建築物が見えてきます。
トイレにしては大きいし、倉庫にしてはいびつな形と思いきや...
反対側に回ると、なんと巨大すべり台でした!
大型すべり台の上に、さらに塔屋が載っており、そこからだと2段式ロケットスタートが切れます。
塔屋のてっぺんから見下ろすとこんな感じです。
滑り台が巨大な分、降りた先の砂場も広めに取られています。
こういう大型すべり台は、斜面地形を利用し、ガケに沿ってつくられる場合が多いのですが、ここはすべり部を完全に柱で支え、高さをかなり増した形になっているのが目を引きます。
遊具としては面白いのは間違いないのですが、職業的に公園に携わる身からすると「滑り部の下の物陰が管理上の危険ポイントだなぁ」とか「トイレが古くなった時の改修が面倒臭そう」「どこまでが建築物(便益施設、管理施設)で、どこまでが遊戯施設なんだろう」「滑り部を支える柱は耐震診断が必要なのかな?」など、つまらぬことが気になってしまいます。
No.205の末吉西公園とは少し違いますが、すべり台の一点豪華主義という点で相通ずるところのある公園でした。
(2012年12月訪問)
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