今回は、いつも那覇空港から市街地へ向かうモノレール車内から見えて気になっていた「小禄(おろく)でいご公園」に行ってみました。
地形的には、造成工事で切り残した尾根突先の片側半分だけ公園にしたような形です。
小さな平場を繋ぐ急な階段を登っていくと頂上には展望台があり、その反対側の斜面には公園ではなく沖縄ならではの家墓があります。
「頂上には展望台」と書きましたが、実際は6畳間くらいのスペースの真ん中に照明灯、その足元に琉球石灰岩のスツールが3つあるだけで、周りはマツだのササだのが繁っており、冬でも遠くはまったく見えませんでした。
せっかくつくったものですので、こんな秘密基地風の場所にしておかずに、多少ササや枝を伐って遠くが見えるようにして欲しいものです。
もっとも、広場も遊具もない公園なので頂上までわざわざ登る人がどれほどいるのかという点は疑問で、利用者数の大半は入口横にあるサイコロ型トイレの利用者(タクシーや配達者のドライバーに人気)ではないかと思われます。
全体的に子供向けではない公園の中で、トイレのデザインだけが際立っています。
サイコロそのものというよりも、サイコロキャラメルを思い出してしまう小禄でいご公園でした。
(2012年12月訪問)
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