No.139などで、関東大震災からの復興橋梁には橋詰広場が計画的に整備されたことに触れました。現在では土地利用が変わって無くなってしまったものも多いのですが、児童遊園として管理されている例も多く見受けられます。
神田川に架かる美倉橋の橋詰広場も、児童遊園として管理されています。
■美倉橋北児童遊園
取り立てて言うほどの施設はありません。ベンチ、スツール、公園灯くらいです。
スツールがボラード(船係柱)型なのは、なんとなく川沿いの船着場のイメージを取り入れたかったのかも知れません。
■美倉橋東児童遊園
テーブル・ベンチとスツール、そして砂場。こちらのスツールは切り株型です。
雪が降って数日後でしたが、砂場にはまだしっかり雪が残っていました。
■美倉橋西児童遊園
蔵モチーフのトイレと倉庫があり、周りには石組みの中にマツなども植えられて、和風テイストで仕上げられています。
便所の屋根がけを工夫して三棟あるように見せているのは、「美倉橋」は「三倉」から転じたという説に基づくものかも知れません。
ちなみに壁に付いているのは千代田区のマーク。「千」の字を「よ」っぽく書いて、それを丸の中に置くことで「田」のように見せるという、ちょっと考えすぎの感もあるものです。
本来ならそれぞれ北西、南東、南西となるのが筋だと思うのですが、北東には交番があって欠けたことで、今ひとつスッキリしない方位表示となっているところがポイントです。
●千代田区観光協会による美倉橋の紹介
(2013年1月訪問)
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