いわき市は福島県浜通りの最南部、茨城県に接するところにあります。1960年代に14市町村の合併によって誕生した広大な市域を抱えていますが、その中心は江戸時代の城下町、旧・平(たいら)市のエリアです。
その平地区の中心地、いわき市役所のすぐ隣にあるのが、その名も平中央公園です。
中心地らしく、都会的でスッキリしたデザインの公園となっています。
こちらが公園の東側から園内を見た様子。写真奥に見えるのが市役所、公園の左手に見えるのが文化会館アリオスです。おそらく、アリオスの建築に併せて公園の大規模な改修をおこなったのではないかと思われます。
訪れたのが冬の雨の日という悪条件のため、どうにもパッとしない写真ですが、芝や木々が緑になる時期には美しくなるものと思われます。
公園の中にある土盛りを利用したスロープと橋とを通って、アリオス2階のロビーへと向かうことができます。スロープの横には石彫が並べられています。
公園の東の方には「福島県立平商業高等学校跡」の碑、西の方には「福島県立平第二高等学校 沿革」の碑があります。第二高校の方が定時制で、商業高校に併設されていたようです。
それにしても商業高校の校章は格好いいですね。商業の神・ヘルメスの杖をあしらっているものと思われます。
公園の隅の方には地鎮祭の跡がありました。
報道によれば、東日本大震災の鎮魂と復興祈願のため、神戸にある「希望の灯り」を分灯するモニュメントがつくられるようです。
気になったのは、こちらのケヤキ。根が浮いて地上から見えるようになっています。これがちょうど樹冠と同じくらいの広さで、根の広がり具合を知ることができました。
しかし根が浮いてきているのは、地中の生育条件があっていなくて伸びていくべき方向に向かえていない証拠とも言えますので注意が必要です。
(2012年12月訪問)
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