No.227の盛加越公園から100mほど離れたところで見つけた小さな公園。正確なことはわかりませんが、公園の園名板や注意看板などがまったくないので、市の公園ではなく自治会など地区が管理するものではないかと思います。
ここで始めに目に止まったのは、道路側から一見すると「純粋階段」のように見えるコンクリート製の構造物。始めは右側に見える駐車場に関係する施設かと思ったのです。
ところが反対側に回ってみると、これが見事なコンクリート製の滑り台。
小さいながらも安定した重量感、無骨でありながら対称性など細かな造作の美しさがあり、最近の規格ものにはない「引っかかりの多い」デザインが素敵です。
この滑り台を見るために足を踏み入れた場所で改めて周りを見まわすと、そこは公園でした。
あるものと言えば、この滑り台と箱形ブランコ、ベンチ。そして埋められた井戸(おそらく)。沖縄では、井戸の周りは伝統的な共有地であることが多いので、周囲が市街化する中でそうした共有地を公園にしたものではないかと考えます。
すぐ近くに盛加越公園がありますので、今、多くの人が楽しく使うことには向いていない公園ですし、滑り台もコンクリートが一部崩れ始めていますので遠からず撤去されてしまうと思われますが、なんとなく気になる公園なので、こうしてブログに記録を留めておきます。
(2012年10月訪問)
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