堂ノ奥公園は、No.3874 泉ヶ平公園から北へ150メートルほど離れたところにある小公園です。
『神戸市小字名集』には、山田町原野の小字として「堂の奥(ドウノオク)」が収められており、きっと昔は近くに何かを祀るお堂があったのでしょう。
四周を道路に囲まれた敷地そのものは、正方形に近い整った形をしているのですが、四本の道路すべてが坂道で、それらとの高低差を園内の法面植栽帯で処理しているため、有効に使えるのは2/3くらいになっています。
ですので、下写真で見えている範囲が、ほぼ有効面積すべて。
その中に、遊具は滑り台と4連ブランコ、砂場、揺れる動物遊具などが置かれています。
神戸市では、以前は滑り台と砂場がセットになって、滑り部が砂場の縁をまたいで設置されていることが多かったのですが、それは安全上の問題があるということで、滑り台と砂場を離して作り変えることが増えています。
ここもそのための再整備が行なわれたようで、まだ新しい滑り台と揺れる動物遊具が、砂場とは少し離れた場所に置かれています。
でもブランコは、柵や基礎の状態を見ると、その時には入替え対象にならず、それまでのものを使い続けているように思います。
砂場は、一部だけ縁石が新しいものになっているので、たぶん小さくなったのでしょう。
でもこの公園の一番の売りは、公園の規模に似合わぬ大きな藤棚。
子供が体操座りで並べば、100人くらいは入れそうな広さがあります。
フジも隅々までよく絡んでいて、季節になれば美しい花が垂れることと思われます。
下から見てもわからないので、園外に出て藤棚の上を眺めてみましたが、突き出た樹を覆い尽くすようにフジが伸びてきており、やっぱりよく分かりません。
結果的にフジの旺盛な活力が記憶に残った堂ノ奥公園でした。
(2024年7月訪問)
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