大阪府田尻町のたじりっち広場は、田尻漁港に面したところにある、まだ新しい小公園です。
周りは関西国際空港の対岸市街地・りんくうタウンの一角でもあり、紀州街道沿いの古くからの田尻町と、埋立地に開かれた新しい町との交差点だとも言えます。
埋立地なのですが、園内に大きな盛土山と壁をつくり、これを使って立体的な遊び場を作っています。
何と言っても目立つのは、公園正面の交差点からもよく見えるローラー滑り台。
この山の地下を使って、トンネル遊具も作られています。
また、この盛土山はコンクリートの垂直擁壁に寄りかかっており、擁壁にはクライミング用のホールドが付けられています。
でも、壁を登っていって、その上の金網に手を伸ばすことは禁止だとか。
ほかにも、遊具が充実しています。こちらは、最近あちこちで見かける某社製の複合遊具。
「モーグルヒル」と名付けられた、軽く波打っている半透明の滑り部がポイントで、大勢で一緒に滑ったり、光を透過して明るい裏側に回って遊ぶことができます。
ブランコは4連。
雲梯や鉄棒、大人向けの健康器具なども並んでいます。
幼児向け遊び場の周りには、屋根付きの休憩所だけでなく、座りやすいように処理をしたコンクリートの縁石が続いており、親御さんたちが子供の遊ぶ姿を落ち着いて見守れる様になっています。
そして、この遊びは部分は公園面積からすれば1/3くらいで、残りはフェンスで囲まれた多目的広場になっています。
ただ、こちらもいわゆるグラウンド状態ではなく、一面の中で土舗装とハード舗装を連続させており、ハード舗装部分ではバスケットボールなどができるという、面白い「多目的広場」になっています。
擁壁にはバスケットゴールのほか、野球やサッカーに使える壁当ても備えてあり、ここも多目的に使うことが前提です。
少し戻って。
盛土山の頂上、ローラー滑り台の滑り出し部の隣には橋が架かっており、建物の屋上へと通じています。
行ってみると、そこにもベンチやデッキスペースがあリます。高さは5メートルほどですが、展望台ですね。
遠くに見える斜張橋は、田尻港をまたぐ田尻スカイブリッジ。
少し目線を移せば、眼の前に田尻日曜朝市の看板が。大阪近郊ではかなり賑わう朝市なので、この日は多目的広場が臨時駐車場になるようです。
建物の1階は、屋根の高い休憩所になっています。
町のマスコット”たじりっち”は、注意書きの看板くらいにしか登場しない、たじりっち広場でした
(2024年7月訪問)
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