福岡市中央区の笹丘公園は、坂が多い住宅地の、街区の中の方にある小公園です。
道に面して出入口があるにはあるのですが、隣の保育園に無理を言って場所を譲ってもらったかのような、ちんまりとした出入口です。
そこから入ると、まず手前にブランコや砂場などがある遊具コーナー。ここでもまだ、崖上の宅地と保育園に挟まれて、あまり広々としたものではありません。
振り返って、反対側から全体像。上の写真では上手に収まらなかったガケ滑り台が、ここにあります。
ガケ滑り台の置場としては、さほどの適地でも無いように思うのですが、でもガケ滑り台をここに作りたかったことに引っ張られて、周りの狭いところに遊具がはめ込まれていったような気がします。
そこを出ると、西半分は広場になっており、広場を巻くようにスロープ園路が通っています。
先にこのスロープ園路を通って、もう一つの出入口まで行ってから園内を振り返ると、こうなっており、冒頭の出入口よりは広いのですが、こちらはこちらで両隣の建物に挟まれた細い導入路が30メートルほど続いいます。
奥まった場所に苦労して公園用地を確保し、さらにバリアフリーや通り抜けまで考えたことを思うと、関係者の皆さんの苦労が偲ばれます。
でもって広場に戻り、さっきの遊び場にはまったく収まらないサイズの複合遊具が一点だけ置かれているところを眺めます。
平坦地が少ない古くからの坂道住宅地の中で、頑張って公園をつくった様子がよくわかる笹丘公園でした。
(2024年2月訪問)
0 件のコメント:
コメントを投稿