聖徳太子ゆかりの寺といえば、まず法隆寺(奈良県)や四天王寺(大阪府)などが挙がりますが、兵庫県西南部の太子町にも、太子が創建したと伝えられる斑鳩寺(いかるがでら)があります。
法隆寺も奈良の斑鳩にあり創建時は斑鳩寺と呼ばれたというのでややこしいのですが、推古天皇からこの付近の土地を賜った聖徳太子が、当地を斑鳩荘と名付け、寺院を建立したと伝えられているので、この重複は仕方がないところです。
この斑鳩寺の、多くの堂宇が並ぶ境内西の一角が、斑鳩寺公園になっています。
園名板の後ろに門扉が付いているので、おそらく境内が閉まる時間には一緒に閉まるのでしょう。ですので、本ブログ上では全フェンス型に分類されます。
敷地北側の出入口から入ると、まず小さな園地と広場、遊具広場などがあります。
広場はゲートボール場が一面取れるくらいの大きさで、樹々に囲まれて周りからは少し切り離されたような空間になっています。
一方の遊具広場は、そのように呼んではみたものの、4連ブランコが1つあるだけなので、少し大げさだったかも知れません。
遊具広場の先には、コンクリート屋根が重々しい休憩所があります。公園全体の広さからすると大きめなのは、参拝者の休憩所も兼ねているからでしょうか。
休憩所の南は、大きな土敷きの広場。そこから境内中心の方を眺めると、大きなクスノキの向こうに八角屋根の聖徳殿がよく見えます。
逆に聖徳殿の横手から休憩所方向を眺めるとこんな感じで、間には柵もなく、境内と公園とが一体化している斑鳩寺公園でした。
(2024年4月訪問)
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