仙台市青葉区の勾当台(こうとうだい)は、江戸時代から続く地名で、仙台市のHPによれば”仙台開府の頃、狂歌師・花村勾当(勾当は当時の盲人の官名で、検校の下、坐頭の上に位した称号)が住んだ屋敷のあった所で、小高い台地をなした土地であったため勾当台と呼ばれ、この西側を南北に通っている通りを勾当台通と称した。後に養賢堂が移され,講堂も建築された。”とあります。
現在は、宮城県庁や仙台市役所などの横にある勾当台公園が地下鉄の駅名にもなっていて有名なのですが、そこから北へ400メートルほど離れたところに、北勾当台公園があります。
勾当台公園が石碑・彫像・記念植樹などが満載の「まちの中央公園」であるのに対して、こちらは、もとは児童公園と名乗っていたことからもわかる、ご近所さん向けの小さな遊び場型の公園です。
三方向を業務ビルや立体に囲まれた20メートル四方ほどの敷地の中に、複合遊具が1基と、あとばベンチ、植栽などといったシンプル構成です。
立地は官庁街にも近いので、周りには業務ビルが多いのですが、同時に都心型のファミリーマンションも建ち並んでおり、これくらいのサイズの遊び場の需要も、まだまだ高いのではないかと思われます。
でもやっぱり、徐々に周りの様子は変化しており、以前は隣地に私道かなにか公園と繋がる通路があったようですが、今は丈夫な扉でしっかりと塞がれています。
裏道沿いに佇む北勾当台公園でした。
(2023年12月訪問)
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