3542/1000 西野上川原公園と西野さんかく広場、芝ノ小松原緑地(兵庫県伊丹市)

2024/02/02

伊丹市 身近な公園 兵庫県

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No.3260 大堀川花の道公園で、宝塚市を流れる大堀川が登場しました。そこから大堀川は武庫川のすぐ東を並行しながら2kmくらい流れ、伊丹市との市境あたりで武庫川へと注いでいきます。

この大堀川から取水し、伊丹市西部の農地に水を送っているのが昆陽井(こやゆ)と呼ばれる用水で、これ沿いにあるのが西野上川原(にしのかみがわら)公園、西野さんかく広場、芝ノ小松原緑地という3つの小公園です。3つは連なって設置されていますが、きっと市役所的にはそれぞれの設置目的や経緯、事業手法などが違っているので別々に名前が付いているのでしょう。

まずは一番はっきりと都市公園の形をしている西野上川原公園。まわりを道路に囲まれた変則三角形の敷地に、小広場、遊具、パーゴラなどを配置しています。

複合遊具は南国風というか、アフリカ風というか、とにかく南の方の香りがするデザインのもの。

ライオンやカバの滑り台のほかに、オレンジ色のイカのような3連滑り台も付いています。

その横には、フジがよく絡みついたパーゴラ。下には縁台タイプのベンチが3つも置かれていて、大人たちなら休憩に、子供たちならカードゲームなどに使いやすいものになっています。

敷地の中央部に広場空間もしっかり取られており、元気な小学生たちが走り回れる場所になっています。

ちなみに公園から東を眺めると、河岸段丘で2~3mの高低差があります。用水は、この段丘の縁をずーっと走っていきます。

西野上川原公園の北端から細い道路を渡ると、向こう側が西野さんかく広場です。

ちゃんと木製の園名板が設置されており、西野上川原公園とは別の存在であることを主張してきます。

でも入ってすぐのところには、西野上川原公園には無かった幼児用のブランコや滑り台、揺れる動物遊具などが並んでおり、両者を一体的に役割分担させていることがわかります。

ここはここで、大堀川と、そこから分流する用水路とに挟まれた三角地になっており、人があまり立ち入らない角地の奥の方は、草が茂ってますます踏み込めなくなっていました。
でも子供の虫捕り何かには、この方が良いかも知れません。

そしてここから、木デッキのような階段を登っていくと、その先に芝ノ小松原緑地があります。

デッキの途中から、段丘際を巧みに流れる昆陽井と、西野上川原公園とを眺めます。全体の位置関係が掴めるでしょうか。

階段を登りきると、段丘上の平坦地を使った広場一面の芝ノ小松原緑地に出ます。
ここの園名板は、西野さんかく広場と同じスタイルの木製品が採用されているので、行政上の施設分類も同じなのではないかと考えます。

こうして続けて眺めてみると、小学生が使うくらいの遊具&広場、幼児向けの遊具&遊び場、高齢者等にも使いやすいフラットな広場と、3つの小公園が役割分担をしていることに気づきます。

遊び、地形、農業水利、地域の歴史など、けっこう色んな要素に触れた3つの小公園でした。

(2023年10月訪問)

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